シンナー風呂に浸かってふやけたB4。
腐乱死体のようだ…。
さて、本題。
一時話題になったラパラのバグリー買収。
正確にはJarmo Rapala氏とBill Cullerton氏が
ラパラグループとは全く関係ないところで、
バグリーを買収したとのことですが、
Jarmo Rapala氏はラパラの創設者であるLauriの孫であり、
ラパラグループの前CEOであり、
新生バグリーのCEO兼チーフデザイナーだそうです。
Bill氏は社長。
(間違ってたらすいません…)
そして、かつてはバグリーのデザイナーとして大活躍した
Lee Sissonが監修するという、夢のコラボ。
そんな新生バグリーのパッケージはこちら。
木目柄が結構目立つので、
すぐにわかるはず。
この間、OPAさんに行った時に手に入れたんですが、
新生バグリーの実力はいかに!?
ちなみにこちらはBB2です。
ちょっと前に私がリペントしたオールドのBB2と
比べてみましょう。
新生BB2の方がややテールが伸びています。
それ以外はほぼ同じ。
リップもほぼ同じで、
サイズや取り付け角度はオールドと
ほぼ変わりないです。
まあ、比べているのはリップを作り直して、
付け直しているオールドのリメイク版なので、
正確な比較ではありませんが…。
そして、肝心の動きはどうでしょう。
浴槽でざっとチェックしてみました。
スイムテストしてるのかな?
真っすぐ泳がないのでトゥルーチューン。
私基準で言うと、ウォブルが少し弱い気がします。
もちろん個体差がありますし、
私の私物は自分好みに仕上げちゃってるので、
何がオリジナルかはいまいちはっきりしないのですが、
私的にはちょっと弱いです。
なので、少しラインアイを下に下げてみました。
ほんの少しですが(笑)
これでも足りないので、
本気で自分好みにするなら抜くかカットするかして、
刺し直しですね。
あとフックですが、
カルティバのST36の#5と非常に良く似たフックが付いてます。
(リペントBB2に採用しているのはST36の#5)
センターバランスがとれていないタイプですが、
リアのフックハンガーが横アイなので、まあ良いか…。
というか、リアを横アイにする必要性ってあるのかな?
多分フック干渉はこのボディーサイズなら無いと思うし、
ただ単にオールドが横だから横にしたのでしょうか…。
そして、スプリットリングがちょっとオーバーサイズだと思うので、
#2に変更しました。(不安なら#3でも良いかと)
オリジナルのままだと、リングの径が太すぎて、
フックの動きを妨げる感じだったので、
それも解消です(^^)
そんな新生バグリーのBB2ですが、
コートの厚さとか、細部の設計の再現とか、
かなりできていると思われます。
ピッチもかなり速いです。
あとは肝心のアクションがどうなのかですが、
いくつか試してみないと何とも言えないですし、
これがオリジナルのアクションと言われれば
そうなのか…という感じです。
好みの問題ですが、
カバークランクとしては、
もっとウォブルが強い方が好きかな~。
(あくまでも、この個体に対しての感想)
同じような感想を持った方は
ラインアイを下に下げることで、
ある程度調整はできると思います。
自己責任で試してみてくださいね(笑)
値段も良心的ですし、
カバークランクのベースとして買って、
自分なりに調整して使うのが良いと思います。
ちなみに私は作り手であるので、
ルアーに過度のロマンを抱きにくい体質です。
なので夢の無いことを言ってしまうと、
オールドだから釣れるとか、
これじゃなきゃダメだとかいう言い方に
違和感を覚えますし、
拒否反応を示してしまいます。
要は使うシチュエーションに合っているかどうか…
というのが大事なのであって、
どこでもこれが一番は無いのが現実です。
だから、私的には使うにあたっては、
オールドから現行、そしてこの新生バグリーも
等しく扱いたいな~と思うのですよ。
ただ、自分でかなりいじくることができる環境が
あるというのが、そんな考えを生んでいるのかもしれません。
日本のアングラーはアメリカのアングラーに比べて、
あまりルアーをカスタムしないと言われていますが、
オリジナルが気に入らなければ、
どんどんいじった方が有意義だと思います。
それをやることによって、
ルアーの仕組みや動きのメカニズムも
なんとなく理解できますから、
ルアーへの理解がどんどん深まります。
もうすぐ冬ですが、
そんなことをして過ごすのもおすすめです(^^)
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ラパラのバグリー
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