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ラパラのバグリー

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シンナー風呂に浸かってふやけたB4。




IMG_5025.jpg



腐乱死体のようだ…。












さて、本題。


一時話題になったラパラのバグリー買収。
正確にはJarmo Rapala氏とBill Cullerton氏が
ラパラグループとは全く関係ないところで、
バグリーを買収したとのことですが、
Jarmo Rapala氏はラパラの創設者であるLauriの孫であり、
ラパラグループの前CEOであり、
新生バグリーのCEO兼チーフデザイナーだそうです。
Bill氏は社長。
(間違ってたらすいません…)


そして、かつてはバグリーのデザイナーとして大活躍した
Lee Sissonが監修するという、夢のコラボ。

そんな新生バグリーのパッケージはこちら。



IMG_5026.jpg



木目柄が結構目立つので、
すぐにわかるはず。

この間、OPAさんに行った時に手に入れたんですが、
新生バグリーの実力はいかに!?



ちなみにこちらはBB2です。

ちょっと前に私がリペントしたオールドのBB2と
比べてみましょう。



IMG_5027.jpg



新生BB2の方がややテールが伸びています。
それ以外はほぼ同じ。


リップもほぼ同じで、
サイズや取り付け角度はオールドと
ほぼ変わりないです。



IMG_5028.jpg



まあ、比べているのはリップを作り直して、
付け直しているオールドのリメイク版なので、
正確な比較ではありませんが…。


そして、肝心の動きはどうでしょう。
浴槽でざっとチェックしてみました。


スイムテストしてるのかな?
真っすぐ泳がないのでトゥルーチューン。


私基準で言うと、ウォブルが少し弱い気がします。
もちろん個体差がありますし、
私の私物は自分好みに仕上げちゃってるので、
何がオリジナルかはいまいちはっきりしないのですが、
私的にはちょっと弱いです。

なので、少しラインアイを下に下げてみました。



IMG_5030.jpg



ほんの少しですが(笑)

これでも足りないので、
本気で自分好みにするなら抜くかカットするかして、
刺し直しですね。

あとフックですが、
カルティバのST36の#5と非常に良く似たフックが付いてます。
(リペントBB2に採用しているのはST36の#5)
センターバランスがとれていないタイプですが、
リアのフックハンガーが横アイなので、まあ良いか…。

というか、リアを横アイにする必要性ってあるのかな?
多分フック干渉はこのボディーサイズなら無いと思うし、
ただ単にオールドが横だから横にしたのでしょうか…。


そして、スプリットリングがちょっとオーバーサイズだと思うので、
#2に変更しました。(不安なら#3でも良いかと)
オリジナルのままだと、リングの径が太すぎて、
フックの動きを妨げる感じだったので、
それも解消です(^^)



IMG_5029.jpg



そんな新生バグリーのBB2ですが、
コートの厚さとか、細部の設計の再現とか、
かなりできていると思われます。
ピッチもかなり速いです。

あとは肝心のアクションがどうなのかですが、
いくつか試してみないと何とも言えないですし、
これがオリジナルのアクションと言われれば
そうなのか…という感じです。

好みの問題ですが、
カバークランクとしては、
もっとウォブルが強い方が好きかな~。
(あくまでも、この個体に対しての感想)

同じような感想を持った方は
ラインアイを下に下げることで、
ある程度調整はできると思います。
自己責任で試してみてくださいね(笑)

値段も良心的ですし、
カバークランクのベースとして買って、
自分なりに調整して使うのが良いと思います。


ちなみに私は作り手であるので、
ルアーに過度のロマンを抱きにくい体質です。
なので夢の無いことを言ってしまうと、
オールドだから釣れるとか、
これじゃなきゃダメだとかいう言い方に
違和感を覚えますし、
拒否反応を示してしまいます。

要は使うシチュエーションに合っているかどうか…
というのが大事なのであって、
どこでもこれが一番は無いのが現実です。

だから、私的には使うにあたっては、
オールドから現行、そしてこの新生バグリーも
等しく扱いたいな~と思うのですよ。

ただ、自分でかなりいじくることができる環境が
あるというのが、そんな考えを生んでいるのかもしれません。

日本のアングラーはアメリカのアングラーに比べて、
あまりルアーをカスタムしないと言われていますが、
オリジナルが気に入らなければ、
どんどんいじった方が有意義だと思います。

それをやることによって、
ルアーの仕組みや動きのメカニズムも
なんとなく理解できますから、
ルアーへの理解がどんどん深まります。

もうすぐ冬ですが、
そんなことをして過ごすのもおすすめです(^^)




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