キャッチングコンセプトのクランクベイトは
知る人も多いと思います。
FPC1というモデルです。
反対側にサインと11という年号が入っているので、
2011年製だと思われます。
レッドウッド製。
見ての通り、クオリティーが高くて、
雰囲気のあるウッドルアーに仕上がっています。
以前から思ってたことですが、
日本のビルダーとアメリカのビルダーは
ペイントのセンスが違うというか、
同じ色を塗ったとしても、雰囲気が異なるんですよね。
アメリカメイドは少し粗いんだけど、
それが気にならないくらいの雰囲気を持っているイメージ。
ジャパンメイドは繊細で緻密。
日本ではあまり言われることはありませんが、
アメリカ人はそれを見て感動することもあります。
日本人はアメリカメイドに魅力を感じ、
それとは逆のことがアメリカで起こる…
というのは面白い現象ですよね。
さて、このクランクベイトですが、
初めて泳がせた時に連想したのが、
以前紹介したこのクランク。
現Riddleの粟野氏によるクランクベイト。
こちらは、バルサでタイニーサイズですが、
アクションの質がとても似ています。
それは、あえて過度にロールに振った潜らないアクションです。
昨日アップしたWickedクランクは短いリップによって、
潜りにくいクランクになっていましたが、
こちらはリップの長さはそこそこあるのに潜りにくい。
これは単純にそのアクションの質がミソなのです。
ロールに振れるということは、
水を逃がしていることになります。
言い方を変えるならば、
リップに水圧がかかりにくいセッティングになっているということです。
これとは真逆なタイプは、水圧を正面からドーンと受けて、
ボディーをウォブルさせるクランクです。
これは効率良く空に飛び立ち、舞う凧と同じように、
非常に潜りやすい特性になります。
つまり、水を正面から受けやすくするか、
左右に逃がしやすくするかで、
アクションの質が変わり、同時に潜行性能が決定していきます。
そのアクションを決定しているのは、
主にリップなんですけど、
正確に言うと、それだけじゃないです。
調整方法も色々あります。
このタイプを作られたい方は
試行錯誤してみると面白いですよ(^^)
これらはロールが強く、明滅が強いタイプになります。
個人的には追わせて食わすというよりは、
下から浮かせて食わすようなイメージがあってるクランクのような気がします。
あと、このクランクの特徴として、
独特の形状があげられます。
バックの断面が三角形になっています。
これが意味するものは何か?
と考えたんですが、色調変化くらいしか思いつきませんでした。
真相を知っている方コメントよろしくです。
この形状を見た時、
Jumping Tomatoの鴻丸君のクランクを思い出しました。
そういう記事を丁度みたところなので、リンクしときます。
http://yaplog.jp/tk0542545/archive/648
クランクベイトはほんと色々あって楽しめますね(^^)
明日もできれば更新します。
ゴール直前だけ頑張って走る人みたいですね(笑)
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Catching Concepts / FPC1
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