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Leafer

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IMG_5642.jpg


厚さ10mm、レングス56mmのバルサボディーは
レギュラーサイズよりやや小振りです。
このボリューム感は、ハイプレッシャー化している日本に合わせたサイズです。

その中で、実用性のあるキャスタビリティーを持たせるために、
9gというウエイトで設計しています。
圧倒的な飛距離を実現するものではありませんが、
実用性としては十分なウエイトです。


速いピッチ。
これはバルサの比重の厳選とウエイトの位置をやや前方にセットさせたこと、
そして、カバー回避性能を保ちつつもスムーズに水が抜ける幅のラウンドリップによって、
実現しています。



IMG_5643.jpg



私の中では、やや速めのリーリングに適したセッティングです
もちろん、スローでも動くのですが、
私の使い方はやや速めが多いです。
手返し良く、ガンガン線で切ってサーチしていくイメージ。
タイト過ぎないタイトウィグルアクションは、
速い明滅を生み、軽やかにシャローを駆け抜けます。


このクランクベイトの出し所は意外にも多くあります。
それはあえて乱暴な言い方をするならば、

「ヘビーカバー意外はどこでも…」

と言えます。

一般的にはタイトなアクションは低水温向きです。
水温が低下すると、バス大振りなアクションにはなぜか反応しなくなります。
タイトアクションなシャッドが活躍します。
そして、最後はメタル系のリアクションベイトを鼻先に落とすしかなくなります。


話がずれましたが、
この手のクランクベイトは、
低水温期以外でも活躍する場があります。
そして、クリアウォーター向きあるとされるこのタイプのクランクベイトは、
実際、ステインウォーターでも効果的を発揮します。

霞水系や八郎潟のようなステインウォーターの水域で、
ゴロタエリアをゴロタに当てすぎない使い方で巻いてみたり、
杭の脇の中層を通してみたり、プアなシャローをアシ際からファーストブレイクまで、
スピーディーに探ったりと、言って見れば普通のクランキングで使えます。

キーワードは、「カバーが薄いエリア」です。
ただ、ゴロタの例があるように、アングラー側で調節することもできます。

ガンガンとカバーに放り込むラウンドのカバークランクは、
カバーが薄くなると、見切られる可能性が上がります。
さらにプレッシャーが高いフィールドはこれが顕著です。
そこで、Uターンさせないクランクキングにチェンジしていく…
というようなイメージです。

元々DNAに刻まれているクランクベイトとしての回避性能があるがゆえに、
この釣りはミノーやシャッドでは替えがきかないカテゴリーです。
そして、日本にはこうした「ヘビーカバーではないところ」の方が多いので、
実はフラットサイドクランク向きなローカルと言えます。


ラウンドクランクの仕事場、フラットサイドクランクの仕事場。
フィールド環境や状況を見極めて使い分けることが
有意義なクランキングの第一歩だと思います。


色々と書きましたが、Leaferは私の中では
スタンダードなフラットサイドクランクです。
大きすぎず小さすぎないサイズ感、実用的なウエイトと浮力、
バルサらしいレスポンス、スタンダードなカラー。
言って見れば普通のことです。

気負いせずに、ガンガンキャストしていただきたクランクです(^^)



※フックは#6を標準としていますが、
フッキング重視の場合は#5に変更することをおすすめします。
また、その時でも各種フック絡みは起こりません。


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