今週は、H1GPX Weekなので、
H1絡みのネタで更新しようと思います。
ブログネタが無かったとも言います、えー(^^;)
今年で3シーズン目となるH1GPX。
当初は2、30人くらいのエントリーでしたが、
2シーズン目からはキャンセル待ちが出始め、
今年は瞬殺で満艇となる人気トーナメントになりました。
なぜゆえに、このフォーマットがアングラーに受けているのか…
というテーマで考察してみたいと思います。
その人気の秘密の大前提としてあげられるのが、
「めちゃくちゃ敷居が低い」ということです。
会員・会費という制度自体が存在しません。
鈴木美津男さん曰く、「組織化しない」と。
エントリーの気軽さはショップ主催の大会のそれと同じです。
なので、開催場所となるレンタルボート屋に
自分でボートの予約をして、「H1に参加します」と言うだけでOK。
というか、今年は電話すると「H1ですか?」と開口一番に聞かれました(^^;)
そしてエントリーフィーも1戦3,000円とお手頃です。
※レンタルボート代は別
この敷居の低さはその装備にもあり、
エレキ1機のみという最低限の装備しか使えません。
これは開催地域である関東のバスアングラーにとっては、
日常の釣りに近く、「それならば!」と思ったアングラーは
たくさん居たことが想像されます。
なので、免許・エレキを持ってない
オカッパリを楽しむアングラーでも
免許不要艇を予約してエレキ一式をレンタルしちゃえば
出場できてしまうという、
全てのアングラーに対して
ウエルカムなレギュレーションとなっています。
そして、最も特徴的なレギュレーションである
「ハードベイトオンリー」という「縛り」。
「もっと、いかにもっぽい釣りで競いたい」
「ハードオンリーだったら、ちょっと自信ある」
「ハードの釣りを勉強したい」
「いつも縛られたいと思っている」
という、アングラーがたくさん居ました。
いや、居た事が証明されました。
熟成されきった感のある昨今のバスを取り巻く環境。
手堅く釣れる方法は、もうだいたい分かったけど、
それに対して、何かモヤモヤしてた人が
結構居たんだと思います。
そして、出場はしなくても、
同じような思いを持つ人は、
その結果が気になってしょうがないと。
いつも自分が行くフィールドで、
ハードベイトだけでやったら
どういう結果になるか…
非常に興味が湧くテーマです。
しかも、開催フィールドは全て関東の超メジャーレイクです。
2ch風に言うと「無茶しやがって…」
という感じです(笑)
でも、釣り人は「俺だけは他のヤツらと違う」
と勘違いしてしまう種類の人間なので、
嬉々として参加してしまうわけです。
釣り人は、なぜ釣りに行く前は
これほどまでに楽観的思考をしてしまうのでしょうか?
そして、最後は私がもっとも魅了されているところ。
それは「トレイル」型のトーナメントだということです。
これは相当楽しいです。
レベルは全然違いますが、
BASSのエリートツアー、JBのTOP50などと
言ってみれば同じ仕組みなのが、
いかにもっぽくて良いのです。
これは試合の前後を含めた時系列で語ると
すごく分かり易いので、ざっと書いてみます。
まず、試合1ヵ月前。
頭は結構、試合モードです。
情報集め、プラクティス、妄想、
ショップ通い、ポチリング(通販)、
レンタルボート環境向上作業、
ルアー製作&改造(私なんかの場合)などなど
やることは満載です。
でもそれが楽しいのです♪
そして試合当日、
シリアスなトーナメントほど殺気立ってない雰囲気と、
主催者側の粋な計らいで盛り上げられるウエイイン。
ウエイインでは、様々な当日の情報が入ってきて、
自己状況分析の後に自己反省会。とても勉強になります。
普段行かないフィールドでもこうした試合の情報が蓄積されていくと、
アングラーとしての対応力が付いていくと思ってます。
そしてフレンドリーで似た者同士な選手達。
試合後はしばしの余韻の後、
次戦に向けての戦略を練り始めます。
これが同じフィールドだと、
ちょっとマンネリですが、
H1GPXは多様なフィールドで構成されているため、
全く違う戦略を練らねばなりません。
ここが凄く新鮮な感じがして、良いのですよ。
牛久沼で戦った後に、
房総半島の亀山湖ですよ。
水深1~2mの世界から一気に二桁になり、
その後は、同じリザーバーでも
よりクリアな水質の梅雨時の津久井湖、
真夏の相模湖(この2つはかなりニアー)へ。
そして最後は、また低地のマッディーに戻って
最終戦の新利根川・スノヤワラです。
このギャップがマンネリを許しません。
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牛久沼
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亀山湖
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相模湖
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新利根川
※津久井湖は今年から編入されました。
しかも、今年はマスターズCUPという、
クラシック的な試合も用意され、
どこでやるか、最終戦終了まで非公開という
これまた粋な計らい。
このトレイルで、去年一番印象深かったのが、
何と言っても相模湖です。
季節は夏でした。
夏にクリアなリザーバーというのが、
すごく夏休みっぽくって良かったです。
さしずめ「夏合宿」「夏キャンプ」的な雰囲気。
試合後のBBQがそんな雰囲気に拍車をかけました。
隣で並木さんが談笑しているBBQ。
贅沢ですね(^^)
ぜひ試合にも出てもらいたいな〜。
基本的に参加者は割とよく見る人が多くて、
それはだいたい低地のマッディーシャローでよく会う方達なんですよ。
それが、相模湖で会うと、さっき言った
「夏合宿」「夏キャンプ」的な錯覚を起こします。
「2012年の夏の思い出」
という作文が書けそうです(^^)
なんか、長文になってきましたね。
最後にひとつ象徴的なことがあります。
このH1GPXのバックアップはラッキークラフトUSAさんが
やってくれているのですが、
どんなルアーで釣れようとも、ボーダーレスで称えられること。
ちなみに私は「ルアーを作っている人」という言われ方をします(笑)
そんなのどこもそうだろ、と思われると思いますが、
ラッキーさんの場合、フィッシングショーの自社ブースで、
ウイニングルアーを飾っているんですよ。
他社のルアーがラッキークラフトブースに…。
業界を盛り上げたいという基本理念。
絶賛実行中というところでしょうか。
そしてこの盛り上がり、
来期はどうなってしまうのでしょうか…。
H1絡みのネタで更新しようと思います。
ブログネタが無かったとも言います、えー(^^;)
今年で3シーズン目となるH1GPX。
当初は2、30人くらいのエントリーでしたが、
2シーズン目からはキャンセル待ちが出始め、
今年は瞬殺で満艇となる人気トーナメントになりました。
なぜゆえに、このフォーマットがアングラーに受けているのか…
というテーマで考察してみたいと思います。
その人気の秘密の大前提としてあげられるのが、
「めちゃくちゃ敷居が低い」ということです。
会員・会費という制度自体が存在しません。
鈴木美津男さん曰く、「組織化しない」と。
エントリーの気軽さはショップ主催の大会のそれと同じです。
なので、開催場所となるレンタルボート屋に
自分でボートの予約をして、「H1に参加します」と言うだけでOK。
というか、今年は電話すると「H1ですか?」と開口一番に聞かれました(^^;)
そしてエントリーフィーも1戦3,000円とお手頃です。
※レンタルボート代は別
この敷居の低さはその装備にもあり、
エレキ1機のみという最低限の装備しか使えません。
これは開催地域である関東のバスアングラーにとっては、
日常の釣りに近く、「それならば!」と思ったアングラーは
たくさん居たことが想像されます。
なので、免許・エレキを持ってない
オカッパリを楽しむアングラーでも
免許不要艇を予約してエレキ一式をレンタルしちゃえば
出場できてしまうという、
全てのアングラーに対して
ウエルカムなレギュレーションとなっています。
そして、最も特徴的なレギュレーションである
「ハードベイトオンリー」という「縛り」。
「もっと、いかにもっぽい釣りで競いたい」
「ハードオンリーだったら、ちょっと自信ある」
「ハードの釣りを勉強したい」
「いつも縛られたいと思っている」
という、アングラーがたくさん居ました。
いや、居た事が証明されました。
熟成されきった感のある昨今のバスを取り巻く環境。
手堅く釣れる方法は、もうだいたい分かったけど、
それに対して、何かモヤモヤしてた人が
結構居たんだと思います。
そして、出場はしなくても、
同じような思いを持つ人は、
その結果が気になってしょうがないと。
いつも自分が行くフィールドで、
ハードベイトだけでやったら
どういう結果になるか…
非常に興味が湧くテーマです。
しかも、開催フィールドは全て関東の超メジャーレイクです。
2ch風に言うと「無茶しやがって…」
という感じです(笑)
でも、釣り人は「俺だけは他のヤツらと違う」
と勘違いしてしまう種類の人間なので、
嬉々として参加してしまうわけです。
釣り人は、なぜ釣りに行く前は
これほどまでに楽観的思考をしてしまうのでしょうか?
そして、最後は私がもっとも魅了されているところ。
それは「トレイル」型のトーナメントだということです。
これは相当楽しいです。
レベルは全然違いますが、
BASSのエリートツアー、JBのTOP50などと
言ってみれば同じ仕組みなのが、
いかにもっぽくて良いのです。
これは試合の前後を含めた時系列で語ると
すごく分かり易いので、ざっと書いてみます。
まず、試合1ヵ月前。
頭は結構、試合モードです。
情報集め、プラクティス、妄想、
ショップ通い、ポチリング(通販)、
レンタルボート環境向上作業、
ルアー製作&改造(私なんかの場合)などなど
やることは満載です。
でもそれが楽しいのです♪
そして試合当日、
シリアスなトーナメントほど殺気立ってない雰囲気と、
主催者側の粋な計らいで盛り上げられるウエイイン。
ウエイインでは、様々な当日の情報が入ってきて、
自己状況分析の後に自己反省会。とても勉強になります。
普段行かないフィールドでもこうした試合の情報が蓄積されていくと、
アングラーとしての対応力が付いていくと思ってます。
そしてフレンドリーで似た者同士な選手達。
試合後はしばしの余韻の後、
次戦に向けての戦略を練り始めます。
これが同じフィールドだと、
ちょっとマンネリですが、
H1GPXは多様なフィールドで構成されているため、
全く違う戦略を練らねばなりません。
ここが凄く新鮮な感じがして、良いのですよ。
牛久沼で戦った後に、
房総半島の亀山湖ですよ。
水深1~2mの世界から一気に二桁になり、
その後は、同じリザーバーでも
よりクリアな水質の梅雨時の津久井湖、
真夏の相模湖(この2つはかなりニアー)へ。
そして最後は、また低地のマッディーに戻って
最終戦の新利根川・スノヤワラです。
このギャップがマンネリを許しません。

牛久沼

亀山湖

相模湖

新利根川
※津久井湖は今年から編入されました。
しかも、今年はマスターズCUPという、
クラシック的な試合も用意され、
どこでやるか、最終戦終了まで非公開という
これまた粋な計らい。
このトレイルで、去年一番印象深かったのが、
何と言っても相模湖です。
季節は夏でした。
夏にクリアなリザーバーというのが、
すごく夏休みっぽくって良かったです。
さしずめ「夏合宿」「夏キャンプ」的な雰囲気。
試合後のBBQがそんな雰囲気に拍車をかけました。
隣で並木さんが談笑しているBBQ。
贅沢ですね(^^)
ぜひ試合にも出てもらいたいな〜。
基本的に参加者は割とよく見る人が多くて、
それはだいたい低地のマッディーシャローでよく会う方達なんですよ。
それが、相模湖で会うと、さっき言った
「夏合宿」「夏キャンプ」的な錯覚を起こします。
「2012年の夏の思い出」
という作文が書けそうです(^^)
なんか、長文になってきましたね。
最後にひとつ象徴的なことがあります。
このH1GPXのバックアップはラッキークラフトUSAさんが
やってくれているのですが、
どんなルアーで釣れようとも、ボーダーレスで称えられること。
ちなみに私は「ルアーを作っている人」という言われ方をします(笑)
そんなのどこもそうだろ、と思われると思いますが、
ラッキーさんの場合、フィッシングショーの自社ブースで、
ウイニングルアーを飾っているんですよ。
他社のルアーがラッキークラフトブースに…。
業界を盛り上げたいという基本理念。
絶賛実行中というところでしょうか。
そしてこの盛り上がり、
来期はどうなってしまうのでしょうか…。