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H1GPX 2013 第2戦[亀山湖(千葉)]

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[ドンマイ]
[感]《Don't mind.から。「気にするな」「心配するな」の意》
失敗して気落ちしている人を励ます掛け声。スポーツの応援などに用いる。

Yahoo!辞典より








試合当日の肌寒い朝、
ミートテックでは凌ぎ切れずに
パーカーを着込んでボートセッティング
先週に宣言した
「もう秋まで半袖しか着ないぞ宣言5.31」
は2日後に破られることになりました。

どうせ破られるなら、早めに破っとけ!と
人生39年の中で教えられたもので、えー。


長崎と呼ばれるポイント沖に
おりきさわボートさんとつばきもとさんから出船した
総勢約100名の選手が集まりました。

IMG_3483.jpg


今日はこの大型船がオフィシャルボート。

IMG_3484.jpg


6:00前にスタート。
水温は21〜22℃。
先週より1m近く減水。
天気は曇り後晴れ。(AM中は曇り)


上流部(おりきさわボートさん周辺)の朝の写真

IMG_3482.jpg

濁りが結構ありました。


中流域。

IMG_3490.jpg

お昼過ぎに撮った写真。
上流より少しキレイな水。




この日の戦略は以下のようなものでした。


プラでは小さい100〜300gくらいの魚なら、
イージーにスピナーで獲れました。
これは去年の相模湖と一緒。

そして、カバー周りやアーリーサマー向けの地形に居る
キッカーをどう獲るか…というのが、
私の中でのテーマでした。
ここでのキーは如何にしてそうしたバスにスイッチを入れるか…
(基本的にニュートラルな魚なので)
というもので、ひとつはカバークランクで、
もうひとつがこちら。







IMG_3474.jpg




5日間という短期間で完成させたフラットサイドクランクと
ギル型ジョイントルアー。

まあ、ギルを食うヤツはデカイというのはわかっていたので、
それをイメージしながら作ったのですが、
フラットサイドは75MIDの流れを組むもので、
動きもほぼ同じ。やや体高を出してギルカラーに塗ってみました。
割と早巻きで使いました。
ジョイントものはシンキングで、ただ巻きも出来ます。
ふいに不安定な挙動を示すので、使ってて面白いベイトです。




実際の釣りとしては、
デカそうなやつが潜んでいそうな所では、
こうしたギルベイトを。

カバーが少なくところは、
保険の意味でスピナーを通して、
獲れる魚をとりあえず獲っておく。

出る前にスピナーの使い手である
Basser編集部の佐々木さんに
「十八番使わせてもらいます!」
と宣言するのは忘れてません(^^)


という釣りでした。



水位が下がったことによって、
何となく先入観でカバークランクが厳しくなった?
と思ったのですが、
今思うのはそこが私の運命の別れ道だった気がします…。


1バイト目はスピナーを食った最少サイズ。
気が抜けた瞬間、ボート上でフックが外れて、
ヘリに当たりオートリリース。

「何か嫌な予感…」

その後、保険が機能して、
割と早い時間に同サイズが2本。
ひょっとして1本100g無い?
くらいの魚です(^^;)


少しずつキッカー狙いの割合が増えていきます。
でも反応があるのはスピナーのみ。

下流域に移動すると、
ちょっとマシなサイズがヒット。
500g前後のレギュラーサイズでしたが、
ファイト半ばでフックオフ…。

ここは去年バラしたところとほぼ同じところでした…。
しかもベイトを追っている魚で、
魚の種類まで似てました。


その後もスピナーだけにはチェイス(レギュラーサイズ)があり、
完全にキッカー狙いにさせてくれない
悩ましい流れに。

でも時間とともにそうしたチェイスも減って行き、
午後は、かなり渋い感じになりました。
鋼派の時もそうでしたが、
天気が回復傾向にある場合は、
こうした典型的な展開になりやすいですね!
まあ、人が多いのも関係していると思いますが。


キッカー狙いへの反応は、何回かありましたが、
決定的なものは無く、完全に失敗と言えるものでした。
ただ、そうしたバスが居る具体的な条件みたいなものが、
見えたので、これは次に繋がるものでした。

結局、そんな流れのまま14:00前に帰着。


IMG_3496.jpg


メザシ2本のウエイインになりました。


IMG_3493.jpg


それにしても、午後はいい天気になりました。


IMG_3497.jpg


ウエイトは予想通りの200g。
前回の倍の数で、ウエイトが1/10以下…。
貯金を使い果たしたね」
と美津男さんに言われる始末(>_<)

「栄光の赤いコーン」と呼ばれているかどうかは
わかりませんが、これともお別れか?

IMG_3495.jpg
(年間上位の選手に乗せられるコーン)



この日をもう一度やり直すとしたら、
多分一日カバークランクを巻きます。
減水したことによって、
当初狙ってたカバーは露出してしまったのですが、
逆に減水したことによって、
新たなカバーが、実は出現していたんですよね。

それは、試合途中にはっきり認識していたのですが、
中途半端に切替えるもアレだし…という思いや、
中途半端に反応があるスピナーの釣りにより、
負のスパイラルに陥ってしまったのでした。

試合ではよくあることです(^^;)
キッカー狙いは焼き付け刃もいいとこで、
やっぱりそれらは余程偶然が無い限り、
機能しません。

釣れる釣りやルアーは、
トライ&エラーの中からしか生まれません。
作り手の悪いクセが出てしまいました。


詳しい結果はH1GPXオフィシャルサイトにて!

ちなみに優勝はマルキューの伊藤巧君!
圧勝と言っていいと思います。
クオリティーフィッシュをきっちり3本獲って
余裕の3キロオーバー。


IMG_3505.jpg


基本的には上位陣は食わせの釣りが多かったです。
いわゆるI字系、虫系です。
巧君はこれらにメタルジグの釣りも入れてましたが、
私にとっては苦手な釣りが多いな〜(^^;)
メタルジグは良いですね!好きな釣りです。
ちなみにメタルはリアクションの釣りです。

来年、もしこの時期に亀山が組まれたら、
私はそれでもクランキングをメインにすると思います。
実際、当日クランクでも釣れていて、
そうした条件もあったのは自覚しているので、
先程の自己分析に繋がったわけです。


ちなみにラッキークラフトからの刺客として、
SINGOさんも参戦。


IMG_3511.jpg


しっかり表彰台に上がっておりました。
I字系のスキルは、そのコメントに現れておりました。

亀山のスーパーロコである
川島さんも去年同様に参戦。


IMG_3500.jpg


川島さんも、新発売となるハネモノルアー「ポンパドール」で
しっかり3本ウエイインされてました。
皆さん背負っているもので、きっちり結果を出してます。
凄いな〜。



上位入賞者の方々!


IMG_3519.jpg


祝福されている感がある写真ですね(^^)
もちろん、本心は「ちきちょー!!!」ですが(笑)


全体としては、先述したローインパクトの繊細な釣りが強かったのですが、
クランクやノイジーなどのトップ系でのリアクション狙いも
うまくはめれば、そこそこのウエイトは出せた…という試合でしたね。
アフターのネガティブな影響はかなり少なく、
食いたいアフターフィッシュが多かった気がします。

ウエイイン率は50%を越えていて、
さすが、魚の数は多い亀山ですね。
あれだけ人が居て、ちゃんと釣れるのですから。


あっ、忘れるところだった。
冒頭の[ドンマイ]。


自分に向けたドンマイの意味なのですが、
今回ダメだった人に向けてのものでもあります。
もう自分で言っちゃいましょう!

「俺ドンマイ」と。

私はすでに自分に向けてツイート済(笑)
MYGのAさん、ドンマイサンキュー!


ノーフィッシュが約半分。
私もほぼノーフィッシュみたいなもので、
キッカー狙いオンリーの戦略を取った人は、
厳しかった日だった気がします。
でもノーフィッシュの影には、
それぞれのドラマがあったはずです。

多分、そうしたリスキーな戦略を取った選手も
多かったと思うのですが、
試合前までは割と好調に釣れてた亀山だったので、
無理もありません。
これもよくある話なんですが、
試合前までは良かったのに…という状況です。


「如何に当日の状況をいち早く掴んでアジャストするか…」
というトーナメンターの永遠のテーマ。
そしてH1GPXの特徴である「ハード縛り」が
「貫くことの大切さ」というテーマをより浮き上がらせています。


H1GPXは、縛りがあることで、
とっても悩ましいトーナメントになっています。
それが、逆に面白くさせているのですが、
次回の津久井湖戦(6/30)とその次の相模湖戦(7/28)は、
全国屈指のタフレイクであると同時に
ビッグフィッシュレイクでもあるので、
さらに悩ましい状況です。



さて、どんな展開になるのでしょうか!
津久井湖まであと3週間。
津久井湖の経験が浅い選手が多い(はず)上に
時間も無いという過酷な状況(^^;)

次回のレポートもお楽しみに!




今回は、試合結果の情報に加えて、
試合後にいろんな人とお話をさせて頂き、
とっても勉強になりました。
こうした情報って釣り場に行かないと得られないものです。

作り手としても、参考になることがかなりあるので、
鋼派やH1GPXは、作り手としての能力と、
アングラーとしての能力を高めてくれる存在になってます。
お話しして下さった方々もサンキュー!です!!










それから、今回作ったフラットサイドのギル。
1個プレゼントします。





IMG_3480.jpg



欲しい方はコメントに「ドンマイ!」と記入の上、
応募してください!


作業デスクに転がっていたフックのパッケージ
数宇を書いて折ってあります。
コメントしてくれた順番がこの番号だった方に
プレゼントします!
(印字されている数字は関係なし!)


donmai.jpg


アミダはちゃんとしたプレゼント企画用にして、
簡易的なのはこんな感じで行くことにしますね。



このクランク、75MIDの流れを組むものなので、
サイズも75mmで12mm厚のバルサから削り出しています。
製作期間は最短だったので、よく見ると雑だったりします(笑)
個人的には幅広のコフィンリップにして、
カバーに突っ込ませて使ったらしたら面白そうだと感じています。
当選した方は改造してみては?


ではでは、ふるってご応募ください(^o^)/
もちろん初コメOKです!


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